
#Tokyo University of the Arts #採択校の取組
■体験記1
今回参加した「traceroute — Practices in Telematic Performances」は、テレマティック・パフォーマンスをテーマに、オンラインを中心に実験や上演を行うプログラムでした。
参加者はアートや音楽だけでなく、本当に多様な分野から集まっていて、最初の自己紹介プレゼンからすでに刺激的でした。私はダンスやムーブメントを主に行いましたが、「テクニックがある/ない」に関係なく身体をどう扱うかを考える場面が多くて、即興的に「動かないこと」「影響されることを待つこと」まで表現として扱えたのは新しい発見でした。また、バックグラウンド関係なしに様々な機材のレクチャーなどもあり、テーマに合わせてやってみたいヴィジュアルエフェクトなどを上演に取り入れたりもしました。
今回はインターネット用語がテーマであったこともあり、チューリッヒ芸大のサーバールームを見学したり、チューリッヒのインターネット会社を2社訪れ、サーバールームやレクチャーを受けたことも貴重な機会でした。
■体験記2
今回私が参加したSummer Schoolプログラム「trace route – Practice in Telematic Performance」では、チューリッヒ・シンガポール・台北の3つの拠点をリモートでつなぎ、テレマティックな空間で即興パフォーマンスを行いました。
私が参加した台北会場には、横並びに2つの大きなスクリーンが設置され、それぞれがチューリッヒとシンガポールに接続されていました。プログラム初日には3拠点の参加者全員で一つの輪になってウェーブを作ったり、ダンスパーティのように自由に踊ったりして、テレマティック空間に慣れるためのアクティビティを行いました。まるで全員が同じ空間に集まっているような一体感や錯覚を覚えたことが印象的でした。
テレマティックパフォーマンスの実践に入る前に、まず各大学の先生方によるさまざまなワークショップを受けました。特に台北チームは、ダンサーであるChengchieh Yu先生のレクチャーを毎日受けました。たとえば、動きや演技、ストーリーを交えながら自分の名前を紹介するリレーや、ペアを組んで体のさまざまな部位を使って触れ合い、身体を通じた挨拶やコミュニケーションを試みる活動です。また、お互いの動きをミラーリングして新しい表現に挑戦する取り組みも行いました。
こうした体験を通じて、参加者同士がよりリラックスし、自然に関わり合えるようになったと感じています。そして、ワークショップで得た経験は実際のテレマティックパフォーマンスに活かされ、表現力の向上にも大いに役立ちました。