【東京藝術大学】[Shared Campus Summer School + IUEP 2024 Athens]
エクストラクティブリアリティとエコロジカルな共鳴

#Tokyo University of the Arts #採択校の取組

日程
2024年7月1日 – 12日

開催場所
[SIC] Space for International Cooperation (アテネ、ギリシャ)
エレフシナ市 (西アッティカ県)
アスプロピルゴス市 (西アッティカ県)

参加教員
ヘザー・バーネット (ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズ校 修士課程 アート&科学コース長) 【英】
ヌリア・クラマー (チューリッヒ芸術大学 Shared Campusプログラムマネージャー) 【SC】
今村有策 (東京藝術大学 大学院美術研究科 グローバルアートプラクティス専攻 教授)
江上賢一郎 (東京藝術大学 グローバルサポートセンター 特任助教)

ゲスト講師
エミリア・ブゥリテッティ (アーティスト、ギリシャ)
ヨルゴス・パパドプロス​​ (アート・コーディネーター、ギリシャ)
サーデナ・ジェイン (ロンドン芸術大学)
アンティギュニー・ セオドロ (アーティスト、ギリシャ)
レオニダス・アリヨス

協力
アスプロピルゴス市役所
アスプロピルゴス市地元農家
Space for International Cooperation

概要
エクストラクティビズムは、人間が地球から物質的な資源を採取し、人々に与える影響、そして利益と成長を重視する支配的な価値体系を含む、資源の搾取プロセスを説明する概念です。エクストラクティビズムの実践は、環境、政治、社会システムだけでなく、文化的・創造的な応答にも多大なる影響を及ぼします。民主主義の誕生地として知られ、グローバル貿易のネットワークにおける重要な拠点であるアテネとその周辺を舞台に、本サマースクールは学生を募り、アテネ北部の工業都市アスプロピルゴスとエレフシナ、伝統的な農業地帯、そして古代エレウシスの神秘の舞台となった地域において、エクストラクティビズムのプロセスを調査し可視化することを目指しました。参加者は、エクストラクティビズムを単なる物質的影響を超えた複雑な現象として批判的に捉えるための創造的なツールを開発し、検証しました。目に見えない表現やより広範な影響を探求し、土地、人間と非人間的な存在、生態系、そして破壊される文化に焦点を当てました。フィールドワーク、対話、実験的なスタジオ実践を通じて、供給チェーン(地域/国家/地球規模)、地質学(時間性/深時間/エントロピー)、未来(投影/推論/予測)、エキストラクティビズムの作用(文化的・生態学的影響、スケール)を共創的にマッピングし、芸術的表現へと転換しました。2週間の集中プログラムは、公開発表で締めくくられ下記の成果を得ることができました。


2025.06.23

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